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コラム

2026/08/01

高田馬場で強迫症のカウンセリング|確認や手洗いを繰り返してしまう方へ

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター高田馬場店です。

当センターは、JR山手線「高田馬場駅」から徒歩3分の場所にあり、認知行動療法(CBT)を専門としたカウンセリングを行っています。

「鍵を閉めたか不安になり、何度も家に戻ってしまう」
「汚れが気になり、手洗いや消毒をやめられない」
「人を傷つけたかもしれないという考えが頭から離れない」
「きちんとできた感覚がなく、同じ作業を繰り返してしまう」

このような状態が続いている場合、強迫症が関係していることがあります。

強迫症は、単に心配性であったり、几帳面であったりすることとは異なります。本人も「ここまでしなくてもよい」と分かっているにもかかわらず、不安や違和感に耐えられず、確認や洗浄などの行動を繰り返してしまうことが特徴です。

今回は、強迫症が続く仕組みと、認知行動療法によるカウンセリングについて、高田馬場店の視点からご紹介します。

強迫症とはどのような状態か

強迫症は、繰り返し浮かぶ考えやイメージと、それによって生じる不安や不快感を和らげるための行動によって、日常生活が制限されていく状態です。

強迫症には、主に「強迫観念」と「強迫行為」があります。

強迫観念

本人の意思とは関係なく、何度も浮かんでくる考え、イメージ、衝動などを指します。

例えば、次のようなものがあります。

こうした考えを振り払おうとしても、かえって意識してしまい、頭から離れなくなることがあります。

強迫行為

強迫観念による不安や違和感を軽くするために、繰り返してしまう行動です。

手洗いや確認のように外から見える行動だけでなく、頭の中で言葉を繰り返す、過去の記憶を何度も思い返すといった行為も含まれます。

行動した直後は少し安心できても、その安心は長く続きません。再び心配が生じ、同じ行動を繰り返すようになります。

強迫症に見られやすい症状

強迫症の現れ方は人によって異なります。代表的なものをご紹介します。

汚れや感染への恐怖

ドアノブ、電車のつり革、衣類、床などを「汚れている」と感じ、何度も手を洗ったり、消毒したりします。

洗濯や入浴に長い時間がかかり、外出そのものを避けるようになることもあります。

鍵や火元の確認

玄関の鍵、ガスコンロ、電化製品、仕事上の書類などについて、「本当に大丈夫だったか」と心配になり、何度も確認します。

一度確認しても確信を持てず、写真や動画を撮って記録する方もいます。

誰かを傷つけたのではないかという恐れ

車の運転後に「人にぶつかったかもしれない」と考え、来た道を戻って確認したり、ニュースやインターネットを調べ続けたりします。

実際に事故を起こした根拠がなくても、「可能性が完全にゼロとは言い切れない」と感じ、確認をやめられなくなることがあります。

正しくできた感覚が得られない

文章の読み直し、メールの確認、物の配置、勉強や仕事などを、「しっくりくるまで」「完全だと思えるまで」繰り返します。

間違いを防ぐためというより、納得できる感覚を得るために行動を繰り返しているケースもあります。

不吉な考えを打ち消す行為

特定の数字や言葉を避けたり、悪い考えが浮かんだ後に別の言葉を頭の中で唱えたりします。

周囲からは分かりにくいものの、本人は長い時間を強迫行為に費やしていることがあります。

「確認すれば安心できる」が症状を長引かせる

強迫症では、不安や違和感を解消するために行った行動が、結果として症状を維持することがあります。

例えば、鍵を閉めたか心配になったとします。

  1. 「鍵を閉め忘れたかもしれない」と考える
  2. 不安になり、玄関まで戻って確認する
  3. 鍵が閉まっていることを確認して安心する
  4. 次に外出した際、また同じ心配が浮かぶ
  5. 以前より強く確認したくなる

確認することで一時的に楽になるため、「不安になったら確認する」という行動が身についていきます。

その結果、自分の記憶や判断に自信が持てなくなり、確認する回数が増えてしまうのです。

これは手洗いや消毒、調べもの、謝罪、記憶の振り返りなどでも同様です。

回避や家族への確認が増えることもあります

強迫症では、強迫行為だけでなく、不安が起こりそうな状況そのものを避けることがあります。

例えば、

といった行動です。

また、家族やパートナーに対して、

「鍵を閉めたよね?」
「手はきれいだよね?」
「誰かを傷つけていないよね?」

と何度も確認したり、自分の代わりに家事や外出をしてもらったりすることもあります。

家族としては安心させたいと思うものですが、毎回答えたり代わりに行動したりすることが、結果として強迫症を支える形になる場合があります。

高田馬場店で行う認知行動療法

認知行動療法では、まず症状の仕組みを具体的に整理します。

単に「確認を減らしましょう」「気にしないようにしましょう」と伝えるのではありません。

カウンセリングの中で、次のような点を確認します。

強迫症の症状は複雑に見えることがありますが、場面ごとに整理すると、一定のパターンが見えてくることがあります。

そのパターンを共有したうえで、ご本人の状態や生活環境に合わせた取り組みを検討します。

曝露反応妨害法(ERP)とは

強迫症に対する認知行動療法では、曝露反応妨害法(ERP)と呼ばれる方法が用いられます。

ERPは、次の2つを組み合わせた取り組みです。

曝露

避けてきた状況や、不安・違和感が生じる場面に段階的に向き合います。

反応妨害

不安を下げるために行ってきた確認、洗浄、検索、質問などの行動を減らします。

例えば、次のような練習があります。

ただし、最初から負担の大きい課題に取り組むわけではありません。

不安の強さや生活への影響を確認しながら、取り組みやすい課題から段階的に進めていきます。

不安をなくすことだけが目標ではありません

ERPを行う際、「不安が完全になくなるまで耐えなければならない」と思われることがあります。

しかし、目的は不安をゼロにすることではありません。

大切なのは、

「不安があっても確認せずに行動できた」
「違和感が残っていても仕事を続けられた」
「確実ではなくても、自分で決めて外出できた」

という経験を積むことです。

強迫症では、「完全に安心できてから行動する」という条件が強くなりがちです。

認知行動療法では、安心できるまで待つのではなく、不安や不確かさが残っていても、自分にとって必要な行動を選べるようになることを目指します。

仕事や学校生活に合わせて取り組みます

高田馬場周辺には、会社や大学、専門学校などが多く、仕事や学業に関連する強迫症のご相談も考えられます。

例えば、

といった問題です。

カウンセリングでは、現実的な安全確認や業務上必要な確認まで、すべてやめるわけではありません。

必要な確認と強迫症による過剰な確認を区別し、生活や仕事に支障が出ない範囲でルールを設定します。

ご家族からの相談について

強迫症は、ご本人だけでなく、ご家族の生活にも影響を与えることがあります。

ご家族が確認への返答を求められたり、掃除や洗濯の方法を細かく指定されたり、本人の代わりに行動する場面が増えたりするためです。

一方で、突然すべての確認を断ると、ご本人の不安が急激に高まり、関係が悪化することもあります。

そのため、家族の関わり方を変える場合も、状況を整理しながら段階的に進めることが大切です。

必要に応じて、ご家族がどのように声をかけるか、どこまで協力するかについても一緒に検討します。

よくあるご質問

Q1.症状についてうまく説明できなくても相談できますか?

はい。問題ありません。

強迫症では、「こんなことを考えていると知られたくない」「おかしいと思われるのではないか」と心配し、症状を話しにくいことがあります。

最初からすべてを詳しく説明する必要はありません。話せる範囲から、困っている場面や生活への影響を一緒に整理していきます。

Q2.不安が強いのですが、ERPは受けられますか?

不安の強さを確認しながら、段階を調整して取り組みます。

いきなり最も怖い状況に挑戦するのではなく、比較的取り組みやすい課題から始めます。練習内容についても、カウンセラーと相談しながら決めていきます。

Q3.薬を飲んでいてもカウンセリングを受けられますか?

医療機関に通院中の方も、カウンセリングをご利用いただけます。

服薬の開始・中止・変更については、当センターではなく主治医にご相談ください。医療機関での支援と並行しながら、生活上の行動パターンを整理することも可能です。

Q4.どのくらいの期間で改善しますか?

症状の内容、続いている期間、生活環境、練習に取り組める頻度などによって異なります。

短期間で変化を感じる方もいれば、時間をかけて少しずつ生活範囲を広げていく方もいます。回数を一律に決めるのではなく、目標や経過を確認しながら進めます。

Q5.家族だけで相談することはできますか?

状況によっては、ご家族からのご相談をお受けできる場合があります。

ご本人への接し方や、確認・代行を求められた際の対応などを整理します。詳細については、お申し込みの際にご相談ください。

高田馬場で強迫症のカウンセリングをお探しの方へ

強迫症は、周囲から「気にしすぎ」「一度確認すればよい」と言われても、簡単には行動を止められない症状です。

ご本人も必要以上に確認していることを理解しているため、「自分の意志が弱いのではないか」と責めてしまうことがあります。

しかし、強迫行為が続くのは、性格や努力不足だけが原因ではありません。不安を下げる行動が繰り返されることで、症状の循環が強くなっている可能性があります。

認知行動療法では、その循環を具体的に整理し、日常生活の中で少しずつ行動を変えていきます。

確認、手洗い、消毒、繰り返し、頭の中での打ち消し、家族への質問などによって生活が制限されている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

店舗情報

認知行動療法カウンセリングセンター高田馬場店

〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1丁目5-21
グランメール高田馬場404号室

アクセス
JR山手線「高田馬場駅」徒歩3分

店舗Webサイト
https://cbt-counseling.jp/office/takadanobaba/

公式LINE
https://lin.ee/26sKHRK8

カウンセリングお申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

完全予約制です。
高田馬場・新宿エリアで強迫症への認知行動療法をご希望の方は、お申し込みフォームよりお問い合わせください。

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
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