大阪で選択性緘黙(場面緘黙)について相談したい方へ|学校では話せない・声が出ない悩みのカウンセリング
こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンターです。
「家では普通に話しているのに、学校に行くとほとんど話せない」
「先生から話しかけられても、声が出なくなってしまう」
「発表や音読だけでなく、友達との会話も難しい」
「本人は話したいと言っているのに、いざその場になると固まってしまう」
こうした様子が続いている場合、**選択性緘黙(場面緘黙)**と呼ばれる状態が関係していることがあります。
大阪で選択性緘黙・場面緘黙について相談できる場所を探している方のなかには、「どこに相談すればよいのか分からない」「カウンセリングでは何をするのだろう」と迷われている方もいるかもしれません。
この記事では、選択性緘黙(場面緘黙)とはどのような状態なのか、周囲はどのように関わればよいのか、認知行動療法ではどのような考え方で支援していくのかについてご紹介します。
選択性緘黙(場面緘黙)とは
場面緘黙とは、家庭などでは話すことができる一方で、学校・園・職場など特定の社会的な場面になると、継続して話すことが難しくなる状態を指します。
大切なのは、本人が意図的に「話さない」と決めているわけではないということです。
「家ではあれだけ話すのだから、学校でも頑張れば話せるはず」
「恥ずかしがり屋なだけでは?」
「本人が話そうとしていないのでは?」
と思われてしまうこともありますが、場面緘黙では、話したい気持ちがあってもうまく声を出せないことがあります。現在は不安と深く関連する状態として理解されています。
また、話せるかどうかは単純に「家か学校か」だけで決まるわけではありません。
たとえば、
- 家族とは話せるが、先生とは話せない
- 仲の良い友達と二人なら話せるが、教室では話せない
- 誰もいない教室なら先生と話せる
- 質問されると声が出なくなる
- 小さな声なら話せる
- 話すことだけでなく、動いたり表情を出したりすることも難しくなる
など、一人ひとり異なります。
そのため、「話せる・話せない」の二択だけで考えるのではなく、誰と、どこで、どのような状況ならコミュニケーションが取りやすいのかを丁寧に整理することが重要です。
「話させよう」とすることが逆効果になる場合があります
お子さまが学校で話せないと、周囲の大人としては、
「一言だけ言ってみよう」
「ちゃんと返事をしよう」
「家では話せるんだから大丈夫」
と励ましたくなるかもしれません。
しかし、話すこと自体への不安が強い場合、「話さなければならない」と意識するほど、さらに声が出にくくなることがあります。
そのため支援では、最初から大きな発話を求めるのではなく、その人が現在できていることを確認しながら、無理のない小さな段階を設定していくことが大切です。
たとえば、
「話せないから何もできない」
ではなく、
「うなずくことはできる」
「指さしなら答えられる」
「家族となら話せる」
「特定の友達と二人なら声が出る」
「誰もいない場所なら先生と話せる」
といった「できていること」を探していきます。
場面緘黙の支援では、発話だけに注目するのではなく、動作や非言語的なコミュニケーションも含めて本人が参加できる方法を考えることが重要とされています。
認知行動療法ではどのように考える?
選択性緘黙(場面緘黙)への支援では、行動療法や認知行動療法の考え方が用いられることがあります。
重要なのは、いきなり「学校で普通に話す」という大きな目標を設定することではありません。
まず、
どの場面なら話せるのか
誰となら話せるのか
どのくらいの声なら出せるのか
何が加わると話しにくくなるのか
を整理します。
そのうえで、現在できることから少しずつ範囲を広げていきます。
たとえば、
家族と家で話す
↓
家族と別の場所で話す
↓
安心できる場所で第三者が少し離れたところにいる
↓
少人数で話す
↓
話せる相手や場所を少しずつ増やす
というように、本人の状態に合わせて段階を細かく設定していきます。
実際の行動療法・認知行動療法では、段階的なエクスポージャー、刺激フェイディング、シェイピングなどの方法が用いられることがあります。本人が対応できる範囲から少しずつ経験を広げていくことが基本的な考え方です。
もちろん、進め方は一律ではありません。
同じ「学校では話せない」という状態でも、話せる相手や状況、困っていること、年齢、生活環境などは異なります。そのため、実際の支援では一人ひとりの状況を確認しながら考えていきます。
学校や園との連携も大切です
場面緘黙は、「カウンセリングルームでは話せるようになったら終了」という単純な問題ではありません。
本人が困っている場所が学校であれば、実際の学校生活をどのように過ごしやすくするかを考えることも重要になります。
たとえば、
- 返事を必ず声で求めない
- 指さしや筆談など別の方法でも参加できるようにする
- 大勢の前で突然発言を求めない
- 音読や発表の方法を調整する
- 話しやすい友達や先生との関係を活用する
- 本人ができそうな小さな目標から始める
など、その人に応じた工夫が考えられます。
家庭、学校、支援機関がそれぞれ全く異なる方針で対応するよりも、本人の状態について共通理解を持ちながら支援することが役立つ場合があります。
保護者だけで相談することから始めても構いません
「本人をカウンセリングに連れて行っても、先生の前で話せないのでは?」
と心配される保護者の方もいらっしゃると思います。
場面緘黙について考える際、最初から本人にたくさん話してもらう必要はありません。
まず保護者の方から、
- 家ではどの程度話しているか
- 学校では誰と話せるのか
- いつ頃から話せなくなったのか
- 特に困っている場面は何か
- 学校ではどのような対応をしているか
- 本人自身はどのように感じている様子か
などを伺い、状況を整理することにも意味があります。
「本人が話せないから相談できない」と考える必要はありません。
大人の場面緘黙について
場面緘黙は子どもの問題として知られることが多いですが、青年期や成人期まで困難が続くこともあります。
学校ではなんとか過ごせていても、
「職場で質問されると声が出ない」
「電話に出ることができない」
「特定の人の前になると話せない」
「会議になると全く発言できない」
など、進学や就職によって困難が明確になることもあります。
子どもの頃から「極端におとなしい性格」と考えていたものが、後になって場面緘黙だった可能性に気づく方もいます。成人まで続く場合や、他の不安の問題につながる場合があることも報告されています。
年齢にかかわらず、現在の生活で困っていることを整理するところから相談することができます。
「場面緘黙か分からない」という段階でも
カウンセリングを利用するために、ご自身やご家族で「これは場面緘黙だ」と判断しておく必要はありません。
たとえば、
「学校でほとんど話さないと言われた」
「家では普通に話すので、何が起きているのか分からない」
「人前になると声が極端に小さくなる」
「先生には話せないが、友達とは話せる」
「場面緘黙なのか、人見知りなのか、社交不安なのか分からない」
という段階からでも、現在起きていることについて整理していくことは可能です。
なお、医療上の診断が必要な場合には医療機関での診察が必要です。認知行動療法カウンセリングセンターでは診断そのものではなく、現在困っている状況を整理し、どのような対応や取り組みが考えられるかを一緒に検討していきます。
大阪で選択性緘黙(場面緘黙)の相談先をお探しの方へ
認知行動療法カウンセリングセンターでは、認知行動療法を専門とするカウンセラーがご相談をお受けしています。
「学校で話せない」
「人前になると声が出なくなる」
「どこまで本人に話すよう促してよいのか分からない」
「学校とどのように相談していけばよいか分からない」
など、現在困っていることからお聞かせください。
大阪市内には、大阪上本町の大阪店と、中崎町の梅田店があります。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
所在地
〒543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
最寄駅
近鉄難波線 大阪上本町駅より徒歩2分
Osaka Metro谷町線 谷町九丁目駅より徒歩5分
大阪店の詳細はこちら
https://cbt-counseling.jp/office/osaka/
大阪店WEBサイト
https://osaka.cbt-mental.co.jp/
認知行動療法カウンセリングセンター梅田店
所在地
〒530-0023
大阪府大阪市北区黒崎町3-34 コンラッド梅田201号室
最寄駅
地下鉄谷町線 中崎町駅より徒歩4分
梅田店の詳細はこちら
https://cbt-counseling.jp/office/umeda/
大阪上本町・谷町九丁目周辺だけでなく、大阪市内や大阪府内から選択性緘黙・場面緘黙について相談できる場所をお探しの方は、ご自身が利用しやすい店舗をご検討ください。
よくあるご質問
Q1.家では普通に話しています。学校だけ話せない場合も場面緘黙なのでしょうか?
場面緘黙では、家庭など安心できる環境では自然に話せる一方、学校や園など特定の場面で継続して話すことが難しくなることがあります。
ただし、「学校で話せない=必ず場面緘黙」というわけではありません。現在の状況や経過、どの相手・場所・活動で話せるのかなどを整理して考えていくことが大切です。
Q2.本人に話す練習をさせた方がよいでしょうか?
話すことを強く求めることで、かえって話すことへの負担が大きくなる場合があります。
一方で、すべての発話場面を避け続けることが望ましいとも限りません。
そのため、本人の現在の状態を確認したうえで、「今できていること」から無理のない小さな段階を設定していくことが重要です。
Q3.学校にも相談した方がよいでしょうか?
学校での困りごとが大きい場合には、担任の先生やスクールカウンセラーなどと情報を共有することが役立つ場合があります。
発話だけを目標にするのではなく、授業への参加方法、発表や音読、先生とのやり取りなどについて、その人に合った方法を一緒に考えていくことが大切です。
Q4.場面緘黙かどうか分からなくても相談できますか?
はい。最初から原因や診断名が明確になっている必要はありません。
「家では話すのに学校では話せない」「人前では声が出なくなる」など、現在困っていることについて整理するところからご相談いただけます。
一人ひとり「話せる条件」は異なります
選択性緘黙(場面緘黙)という言葉だけを見ると、「話せるか、話せないか」という問題のように思えるかもしれません。
しかし実際には、
誰となら話せるのか。
どこなら話せるのか。
どのような活動なら参加できるのか。
何が変わると難しくなるのか。
という条件は一人ひとり違います。
だからこそ、無理に「話させる」ことから始めるのではなく、現在できていることを丁寧に確認しながら、本人に合った次の一歩を考えていくことが大切です。
大阪で選択性緘黙・場面緘黙について相談できるカウンセリング機関をお探しの方は、認知行動療法カウンセリングセンター大阪店・梅田店へのご相談もご検討ください。


