カウンセリングは何回くらい必要?どのくらい通うものなのか専門家が解説
こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンターです。
「カウンセリングはどのくらい通うものなのだろう?」
「何回くらい受ければ効果が出るのだろう?」
カウンセリングを検討している方から、このような質問をいただくことは少なくありません。
実際には、カウンセリングの回数や期間は相談内容によって大きく異なります。
数回で終了するケースもあれば、数年にわたって継続される場合もあります。
この記事では、カウンセリングは何回くらい必要なのか、どのくらい通うものなのかについて、心理療法の研究や臨床の実際をもとに解説します。
比較的短期間で終わるカウンセリング(数回〜数十回)
症状の改善や具体的な目標がある場合、カウンセリングは比較的短期間で終わることが少なくありません
例えば
- 不安や緊張への対処
- 気分の落ち込みへの対応
- 人間関係の整理
- 復職の準備
などです。
このような場合は、数回〜数十回程度の面接で終了することが多いとされています。
心理療法の研究では、短期療法の多くが10〜20回程度のセッションで構成されていることが報告されています。
参考
Leichsenring, F., & Rabung, S. (2008).
Effectiveness of long-term psychodynamic psychotherapy. JAMA.
認知行動療法(CBT)の回数の目安
症状改善を目的とした心理療法として広く用いられているのが**認知行動療法(CBT)**です。
厚生労働省が公開している認知行動療法のマニュアルでは、疾患ごとにおおよその面接回数の目安が示されています。
出典
厚生労働省
認知行動療法マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188415.html
うつ病
認知行動療法は
16〜20回程度
が一般的な目安とされています。
週1回のペースで実施すると、
約3〜4か月程度の期間になります。
強迫症(強迫性障害)
強迫症の認知行動療法では
約16回程度
の面接が目安とされています。
不安に段階的に慣れていく「曝露課題」などを安全に進めるため、一定の回数が必要になります。
社交不安症
社交不安症では
12〜16回程度
の認知行動療法が一般的です。
出典
Clark, D. M., & Wells, A. (1995)
A cognitive model of social phobia.
パニック症
パニック症では
12〜21回程度
のセッションが行われることが多いとされています。
出典
Barlow, D. H. (2000)
Treatment of Panic Disorder
摂食障害(神経性やせ症)
摂食障害の場合は、体重回復の状況などに応じて
- 25回
- 30回
- 40回
といったプログラムが組まれることがあります。
これは約10か月程度の期間になることもあります。
明確な目標がある場合は短期間で終わることもある
カウンセリングの期間は、目標が明確なほど短くなる傾向があります。
例えば
- 休職から復職したい
- 学業や仕事を安定させたい
- 特定の不安場面に対処したい
といったケースです。
研究では、復職支援などの心理支援では平均8〜9回程度の面接で目標を達成した例も報告されています。
また、生活相談などでは1〜2回の面接で終了するケースもあります。
長期間に及ぶカウンセリング(数年・100回以上)
一方で、カウンセリングが長期に及ぶケースもあります。
これは症状改善というよりも、人生の課題や長年の悩みに向き合う場合です。
日常生活を支えるカウンセリング
例えば
- 子育ての負担
- 家族介護
- 長く続く生活の困難
などです。
このような場合、カウンセリングは
困難な日常を乗り越えるための支え
として機能することがあります。
そのため、クライエントが
「一人でもやっていけそう」
と感じられるまで、数年単位で継続されることもあります。
自分自身を深く理解するカウンセリング
また
- 自分の性格の傾向を理解したい
- 長年の生きづらさを見つめ直したい
といったテーマでは、より長い時間が必要になることがあります。
長期心理療法では、100回以上の面接が行われるケースもあることが研究で報告されています。
出典
Leichsenring, F., & Rabung, S. (2008)
Effectiveness of long-term psychodynamic psychotherapy. JAMA.
カウンセリングはどのように終わるのか
カウンセリングは永遠に続くものではありません。
いずれ「終結」を迎えます。
終結を考えるタイミング
次のような変化が見られたとき、カウンセリングの終了が検討されます。
- 問題を整理する視点が持てるようになった
- 以前より落ち着いて考えられるようになった
- 自分で対処できる感覚が出てきた
最終回の役割
カウンセリングでは、最後に「最終回」を設けることが望ましいとされています。
最終回では
- 当初の問題は何だったのか
- どのような変化があったのか
- 残っている課題は何か
を整理します。
これは、カウンセリングで得た経験を今後の生活に活かすための大切な機会になります。
カウンセリングの効果を高めるポイント
最後に、カウンセリングを受ける際に大切なポイントを紹介します。
回数はあくまで目安
必要な回数は、相談内容や生活環境によって異なります。
もし不安があれば
- どのくらいの回数を想定しているのか
- その理由は何か
をカウンセラーに確認することで安心につながります。
主体的に取り組むことが大切
カウンセリングは「通うだけで良くなる」ものではありません。
多くの心理療法では
- 日常生活での取り組み
- 自分の考えや行動の振り返り
- 行動の変化
が重要になります。
カウンセリングを自分の生活に活かしていこうとする姿勢が、より大きな変化につながります。
認知行動療法カウンセリングセンターのカウンセリング
認知行動療法カウンセリングセンターでは、認知行動療法(CBT)を中心とした心理支援を行っています。
- 不安
- 気分の落ち込み
- 強迫症
- 社交不安
- 人間関係の悩み
などについて、状況を整理しながら具体的な対処方法を一緒に考えていきます。
「カウンセリングを受けるべきか迷っている」
「まずは相談してみたい」
という方も、お気軽にご相談ください。
店舗案内
認知行動療法カウンセリングセンターでは、全国の拠点およびオンラインでカウンセリングを行っています。
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