認知行動療法カウンセリングセンター
お問い合わせ
お問い合わせ

Column

コラム

2026/06/24

神戸で過敏性腸症候群(IBS)へのカウンセリングをお探しの方へ

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店です。

「電車に乗っている途中で急にお腹が痛くならないか不安になる」
「会議中や授業中にトイレへ行きたくなったらどうしようと考えてしまう」
「病院では大きな異常はないと言われたのに、外出や仕事がつらい」
「神戸駅周辺など、人が多い場所に行くとお腹の不安が強くなる」

このようなお悩みが続いている場合、**過敏性腸症候群(IBS)**と呼ばれる状態が関係していることがあります。

過敏性腸症候群は、命に関わる病気ではないと説明されることもありますが、本人にとっては日常生活の自由を大きく制限する、とてもつらい不調です。

神戸は、三宮を中心にJR・阪急・阪神・地下鉄・ポートライナーなど交通機関が集まり、通勤・通学・買い物・観光などで人の流れが多い地域です。そのため、IBSの症状がある方にとっては、「途中で降りられるか」「トイレが近くにあるか」「人混みで体調が悪くならないか」といった不安が強まりやすい場面も少なくありません。

本記事では、過敏性腸症候群の特徴、不安や緊張との関係、そして認知行動療法(CBT)によるカウンセリングでどのような支援ができるのかについてお伝えします。


まず大切にしている前提について

最初にお伝えしたいのは、腹痛・下痢・便秘・腹部不快感などの症状が続く場合、まずは医療機関で必要な検査を受けることが大切だという点です。

お腹の症状の背景には、過敏性腸症候群以外の身体疾患が隠れている場合もあります。

そのため当センターでは、

という段階で、カウンセリングを選択肢のひとつとして考えることを大切にしています。

カウンセリングは医療の代わりではありません。
一方で、医療機関で「大きな異常はありません」と言われても、外出・通勤・仕事・学校生活の不安が続く場合には、心理面から整理していくことで生活のしやすさにつながることがあります。


過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に明確な異常が見つからないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感、下痢・便秘などの便通異常が繰り返される状態を指します。

主な特徴としては、

といった点があります。

IBSには、下痢が中心となるタイプ、便秘が中心となるタイプ、下痢と便秘を繰り返すタイプなどがあります。

特に下痢型の場合は、「急な便意が来たらどうしよう」「すぐにトイレに行けなかったら困る」という不安が強くなり、電車やバス、会議室、教室、美容院、映画館など、途中で抜けにくい場所を避けるようになることがあります。


神戸で生活する中で起こりやすいIBSの困りごと

神戸市内で生活していると、三宮・元町・神戸駅周辺など、人の多いエリアへ出かける機会が多くあります。

また、通勤や通学で、

などを利用される方も多いでしょう。

IBSの不安がある方にとって、こうした移動場面は大きな負担になることがあります。

たとえば、

といった不安です。

神戸は海と山が近く、買い物、通勤、観光、学校生活など、日常の行動範囲が広がりやすい街です。
しかしIBSの不安が強くなると、本来楽しめるはずの外出や移動が、「トイレの場所を確認しないと不安」「長時間の外出は避けたい」「人と約束するのが怖い」といった負担に変わってしまうことがあります。


なぜ不安とお腹の症状は結びつくのか

IBSを理解するうえで大切なのが、脳と腸が互いに影響し合っているという視点です。

緊張したときにお腹が痛くなる、試験前や大事な予定の前にトイレが近くなる、という経験は多くの方にあります。IBSでは、この脳と腸のつながりが敏感になり、不安や緊張がお腹の症状として現れやすくなることがあります。

よくある悪循環は、次のような流れです。

  1. お腹に違和感が出る
  2. 「まずい、また痛くなるかもしれない」と考える
  3. 不安や緊張が強くなる
  4. 腸の動きが乱れやすくなる
  5. 症状が強まり、「やっぱり危ない」と感じる
  6. 次からその場面を避けるようになる

この悪循環が続くと、実際には大きな問題が起きていなくても、「電車」「会議室」「教室」「美容院」「静かな場所」「人混み」などが、不安を感じやすい場所として記憶されていきます。

その結果、外出前からお腹が気になったり、予定が近づくだけで緊張したりするようになることがあります。


IBSのつらさは「お腹の症状」だけではありません

過敏性腸症候群のつらさは、腹痛や下痢、便秘そのものだけではありません。

実際には、

といった心理的な負担が重なっていることが少なくありません。

周囲からは見えにくいため、「気にしすぎでは」「病院で異常がないなら大丈夫では」と言われてしまい、かえって孤立感が強まることもあります。

しかし、本人にとっては決して小さな問題ではありません。
日々の予定、通勤、通学、人との約束、仕事のパフォーマンスにまで影響することがあるため、丁寧に扱う必要のあるテーマです。


認知行動療法(CBT)によるIBSへのカウンセリング

認知行動療法(CBT)では、考え方・感情・身体の反応・行動がどのようにつながっているかを整理していきます。

IBSへのカウンセリングでは、「お腹の症状を気合いで抑える」ことを目指すのではありません。
不安と身体反応の悪循環を整理し、少しずつ生活の幅を取り戻していくことを目指します。

1.不安を強めている考えを整理する

IBSでよくみられる考えには、次のようなものがあります。

カウンセリングでは、こうした考えを無理に否定するのではなく、「どの程度現実的なのか」「別の見方はあるのか」「実際に起きた場合、どのように対処できるのか」を一緒に整理していきます。

不安をゼロにすることではなく、不安に飲み込まれすぎない状態を目指します。

2.避けてきた行動を小さな単位で取り戻す

IBSの不安が強くなると、避ける行動が増えやすくなります。

たとえば、

といった行動です。

もちろん、これらの行動は「安心するため」に行っているものです。
しかし、避ける行動が増えすぎると、生活範囲が狭くなり、「自分は外出できない」「普通に生活できない」という感覚が強まってしまうことがあります。

認知行動療法では、いきなり大きな挑戦をするのではなく、「今の自分でもできそうな小さな一歩」を一緒に考えます。

たとえば、

など、現実的なステップを作っていきます。

3.身体感覚への注意の向け方を調整する

IBSでは、お腹の感覚に注意が集中しやすくなります。

「今、お腹が鳴ったかも」
「少し違和感がある」
「これは下痢の前兆では」

このように身体の変化を細かく確認し続けることで、かえって不安が強くなり、症状も意識されやすくなることがあります。

カウンセリングでは、身体感覚を完全に消そうとするのではなく、感覚との距離感を調整する練習を行います。

呼吸、注意の向け方、行動中の意識の置き方などを工夫し、「お腹の感覚はあるけれど、それだけに振り回されない」状態を目指していきます。


神戸三宮店でのカウンセリングについて

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、過敏性腸症候群そのものの診断や医療的治療を行うわけではありません。

一方で、医療機関で検査を受けたうえで、

といったお悩みに対して、認知行動療法の視点からサポートすることが可能です。

三宮は神戸市内だけでなく、西宮、芦屋、明石、尼崎、加古川方面からもアクセスしやすいエリアです。
対面でのカウンセリングをご希望の方にとっても、通いやすい場所としてご利用いただけます。

また、外出や移動への不安が強い方には、オンラインカウンセリングも選択肢となります。
症状や生活状況に合わせて、無理のない形でご相談いただけます。


よくあるご質問

Q1.病院で「異常はない」と言われました。それでも相談できますか?

はい、可能です。
検査で大きな異常がないと言われても、外出や仕事、学校生活に支障が出ている場合には、心理面から整理できることがあります。

ただし、腹痛や下痢、便秘などの症状が続いている場合には、まず医療機関で必要な診察や検査を受けることをおすすめしています。

Q2.神戸三宮店に行く途中でお腹が痛くなるのが不安です。

そのような不安も含めてご相談いただけます。
無理に対面から始める必要はなく、状態によってはオンラインカウンセリングから始めることも可能です。

また、対面カウンセリングを目標にする場合も、いきなり無理をするのではなく、段階的に進めていくことを大切にしています。

Q3.IBSはカウンセリングで良くなりますか?

カウンセリングは、医療的な治療や薬の代わりではありません。
しかし、不安や緊張、避ける行動が症状や生活のしづらさに関係している場合には、認知行動療法によって悪循環を整理し、生活の幅を広げていくことが役立つことがあります。

Q4.どのくらいの期間が必要ですか?

状態や目標によって異なります。
数回で整理が進む方もいれば、数か月単位で少しずつ取り組む方もいます。

初回では、現在の症状、困っている場面、生活への影響、今後の目標を確認しながら、無理のない進め方を一緒に考えていきます。

Q5.オンラインでも相談できますか?

はい、可能です。
認知行動療法カウンセリングセンターでは、神戸三宮店での対面カウンセリングに加えて、オンラインカウンセリングにも対応しています。

外出や移動に不安がある方も、まずはオンラインでご相談いただけます。


不安に振り回されない生活を目指して

過敏性腸症候群は、外から見えにくく、周囲に理解されにくい不調です。

「またお腹が痛くなったらどうしよう」
「トイレに行けなかったらどうしよう」
「人に迷惑をかけたらどうしよう」

こうした不安が続くと、本来できていたことまで少しずつ避けるようになり、生活の自由度が下がってしまうことがあります。

しかし、身体の状態を医療機関で確認したうえで、不安と行動の悪循環を整理していくことで、少しずつ生活を取り戻していくことは可能です。

神戸で過敏性腸症候群による不安や生活のしづらさにお悩みの方は、必要に応じてご相談ください。


認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店のご案内

【神戸三宮店】
住所:※神戸三宮店の住所を記載
アクセス:三宮駅周辺からアクセスしやすい場所にございます
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト:https://cbt-counseling.jp/office/kobesannomiya/
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
お申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、過敏性腸症候群に伴う不安、外出への不安、電車や会議など途中で抜けにくい場面への不安について、認知行動療法の視点からサポートしています。

ひとりで抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
記事一覧