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コラム

2026/05/10

【ストレス発散に悩む方へ】そのやり方、本当に合っていますか?/認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店です。

「ストレス発散が大事」とよく言われますが、
実際には「何をすればいいのか分からない」「やっているけど楽にならない」と感じている方も少なくありません。

神戸・三宮エリアでも、

といったご相談を多くいただきます。

本記事では、認知行動療法(CBT)の視点から、
ストレス発散の正体と、実際に機能する対処方法について解説します。


ストレス発散とは何か?

「ストレス発散」と一言で言っても、実は単一の働きではありません。

大きく分けると、以下の4つの側面があります。


① 身体の緊張を下げる(生理的な回復)

ストレス状態では、身体は常に「戦闘モード」に入っています。

この状態が続くと、休んでいるつもりでも回復しにくくなります。

そのため、

などは、身体を「安全な状態」に戻す働きがあります。

👉 これはいわゆる
「緊張を抜く」という意味でのストレス発散です。


② 感情を整理する(心理的な処理)

ストレスは、単なる疲れではなく「感情の蓄積」でもあります。

これらが整理されないまま残ると、
同じ出来事でも強く反応しやすくなります。

例えば、

といった行動は、感情を外に出し、整理しやすくします。

👉 これは
**「感情の滞りを減らすストレス発散」**です。


③ 注意を切り替える(気分転換)

ストレスが強いとき、人の注意は問題に固定されがちです。

その状態から一時的に離れることも、回復には重要です。

これらは脳の報酬系を刺激し、
「嫌なこと」から距離を取る役割があります。

ただし、

のように、短期的な快楽に偏りすぎると、
長期的には負担が増えることもあります。

👉 これは
**「注意を切り替えるストレス発散」**です。


④ 解釈を調整する(認知的な変化)

同じ出来事でも、捉え方によってストレスの強さは変わります。

例えば、

このように意味づけが変わるだけで、
身体反応や感情の強さが変わることがあります。

認知行動療法では、

状況そのものではなく、その解釈が反応を左右する

と考えます。

👉 これは
**「ストレスの意味を変える発散」**です。


重要:ストレス発散だけでは解決しないこともある

ここは非常に重要なポイントです。

例えば、

など、原因が続いている場合、

ストレス発散は
**一時的に楽になる「ガス抜き」**にはなりますが、
根本的な解決にはなりません。

イメージとしては、

です。


実際に有効なストレス対処とは

認知行動療法の観点では、以下の組み合わせが現実的です。

特に、責任の大きい立場の方ほど、

「気分転換」だけでなく
構造的な整理と対処が重要になる傾向があります。


Q&A

Q1. ストレス発散として一番効果がある方法は何ですか?

一つに絞ることは難しく、
「身体の回復」「感情の整理」「問題への対処」を組み合わせることが効果的です。
特に睡眠や運動は基盤として重要です。


Q2. お酒や買い物での発散はよくないのでしょうか?

一時的な気分転換としては機能します。
ただし、それだけに頼ると問題が残り続けるため、
他の対処と併用することが大切です。


Q3. ストレスの原因が分からない場合はどうすればいいですか?

日々の出来事や反応を整理することで、
何に反応しているのかが見えてくることがあります。
一人で難しい場合は専門家と一緒に整理することも有効です。


神戸・三宮でストレス対処にお悩みの方へ

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、
ストレスの「発散」だけでなく、

を整理し、実践的な改善をサポートしています。


【神戸三宮店のご案内】

▼WEBサイト
https://cbt-counseling.jp/office/kobesannomiya/

▼ご予約フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


ストレスは避けられないものですが、
対処の仕方によって負担は大きく変わります。

「発散しているのに楽にならない」と感じている方は、
一度整理してみることも一つの選択肢かもしれません。

ご相談をお待ちしております。

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
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