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コラム

2026/04/29

【神戸三宮でGW明けの会社に行きたくない悩みへのカウンセリング】連休明けの憂うつを認知行動療法で整理する

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店です。

神戸三宮エリアでも、ゴールデンウィーク明けになると、

・「会社に行きたくない…」
・「連休前より仕事がつらく感じる」
・「自分だけ気持ちが切り替わらない気がする」

といった悩みを抱える方は少なくありません。

特に三宮のように、通勤、人の多さ、仕事や日常のスピード感が戻りやすい環境では、連休中との落差を強く感じやすいことがあります。

まず大切なのは、GW明けに「会社に行きたくない」と感じること自体が、必ずしも心の弱さを意味するわけではないということです。
休暇中に心身が休まり、その反動として“切り替えのしんどさ”が出ている場合もあります。

この記事では、認知行動療法(CBT)の視点から、GW明けの憂うつが起こる理由と、少しずつ整えていく方法を解説します。


なぜGW明けに「会社に行きたくない」と感じやすいのか

① 自由時間から仕事モードへの急激な切り替え

連休中は、自分の予定を自分で決めやすい状態です。
一方、仕事が始まると、時間・役割・対人対応など、外部に合わせる場面が増えます。

この「自由度の差」が大きいほど、日常へ戻ることに負担を感じやすくなります。


② 休みで心がオフになった分、再始動に負荷がかかりやすい

しっかり休めたこと自体は悪いことではありません。
ただ、完全にオフになった状態から通常の生活へ戻す際には、心理的な負担を感じやすくなります。

これは「やる気がない」というより、切り替えに時間がかかっている状態ともいえます。


③ 生活リズムの乱れによる“社会的時差ぼけ”

連休中の夜更かし、朝寝坊、食生活の変化によって、生活リズムが後ろ倒しになることがあります。

その状態で急に通常勤務へ戻ると、

・朝起きづらい
・集中しにくい
・気分が重い

といった状態が起こりやすくなります。


認知行動療法(CBT)で考える「やる気が出ない」の整理

認知行動療法では、気分は「出来事そのもの」だけで決まるのではなく、
その出来事をどう捉えるか(認知)や、その後どう行動するかによって影響を受けると考えます。

つまり、

「仕事が始まる」=即つらい
ではなく、

「また無理な日々が始まる」
「絶対しんどい」

といった考え方が、気持ちをさらに重くしている場合があります。


GW明けに役立つセルフCBTの工夫

① 初日のハードルを下げる

「完璧に頑張る」よりも、まずは再始動が目的です。

例えば、

・出勤できたら合格
・最初の10分だけ取り組む
・昼休みの楽しみを用意する
・新しい文房具や服を使う

など、小さな目標設定が役立つことがあります。


② 頭に浮かぶ考えを書き出す

「また忙しい毎日だ…」と思ったときは、

【事実】
→ 明日から仕事が始まる

【解釈】
→ また耐えられない日々になる

このように分けてみることで、考えが整理しやすくなります。

そのうえで、

「初日から全部が最悪と決まったわけではない」
「まずは様子を見ながら戻せばいい」

というように、少し現実的な見方を探していきます。


③ 「やりたくない」と感じる自分を責めすぎない

「こんなことでしんどい自分はだめだ」と考えると、気分がさらに落ち込みやすくなります。

むしろ、

「今は切り替えが大変な時期なんだな」
「今日は整える日でもいい」

と捉える方が、結果的に立て直しやすいこともあります。


こんな場合は専門家への相談も検討を

GW明けの不調は一時的なこともありますが、

・眠れない状態が続く
・食欲が極端に落ちる
・出勤前に涙が出る
・2週間以上強い抑うつ感が続く

といった場合は、単なる連休明けの不調だけでなく、うつ状態や適応上の負担が強まっている可能性もあります。

その場合、医療機関やカウンセリングで整理していくことも選択肢の一つです。


Q&A

Q1. GW明けに会社へ行きたくないのは甘えでしょうか?

必ずしも甘えとは限りません。
生活リズムや心理的切り替えの負担によって、多くの方が感じやすい反応です。


Q2. やる気が出るまで休んだ方がいいですか?

状態によりますが、「やる気が完全に戻るまで待つ」より、負担を調整しながら少しずつ再開する方が進みやすい場合もあります。


Q3. カウンセリングでは何をしますか?

状況整理、考え方の整理、行動パターンの見直しなどを通して、「何が負担を強めているのか」を一緒に整理していきます。


神戸三宮でGW明けの憂うつや仕事不安について相談したい方へ

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、
仕事への不安、気分の落ち込み、社交不安、復職前後の悩みなどについて、認知行動療法(CBT)の視点を活かしたカウンセリングを行っています。

「まだ受診するほどか分からないけれど、このまま悪化する前に整理したい」
という段階でもご相談いただけます。


認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店

〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目12番6号 Jタワー神戸704号室

・阪急神戸本線 神戸三宮駅 徒歩6分
・旧居留地・大丸前駅 徒歩7分
・JR三ノ宮駅 徒歩8分
・営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
WEBサイト:https://cbt-counseling.jp/office/kobesannomiya/


おわりに

GW明けに「会社に行きたくない」と感じることは、必ずしも弱さではありません。
大切なのは、自分を責め続けることよりも、「今どんな負荷がかかっているのか」を整理することです。

少しずつ日常へ戻る準備をしながら、必要に応じて一人で抱え込まずサポートを活用していきましょう。
無理に一気に戻そうとしなくても、整えながら進む方法はあります。

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
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