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コラム

2026/07/06

神戸でDV再発防止のためのカウンセリングをお探しの方へ

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

暴力を繰り返さないための認知行動療法カウンセリング

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店です。

パートナーや家族に対して、

「怒鳴ってしまった」
「手をあげてしまった」
「相手を責め続けてしまう」
「支配的な言動をやめたいのに、同じことを繰り返してしまう」

このようなお悩みを抱え、「もう二度と繰り返したくない」と感じている方がおられます。

DVという言葉を聞くと、身体的な暴力をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし実際には、怒鳴る、威圧する、行動を制限する、無視する、脅す、経済的に支配するなど、さまざまな形があります。

神戸は、三宮・元町・神戸駅周辺を中心に、仕事・家庭・地域生活が密接につながる街です。
阪神間や明石方面から通勤・通学で三宮を利用される方も多く、職場では穏やかに振る舞えていても、家庭に戻ると感情が爆発してしまうという方も少なくありません。

本記事では、神戸でDV再発防止のためのカウンセリングをお探しの方へ、認知行動療法の考え方をもとに、暴力や威圧的な言動を繰り返さないための支援についてご紹介します。

DV加害行動に悩むということ

DV加害行動には、さまざまな背景が関わっていることがあります。

たとえば、

・怒りを感じたときに止まれなくなる
・相手に否定された、見下されたと強く感じる
・不安や寂しさを、怒りとして表現してしまう
・相手をコントロールしないと落ち着かない
・幼少期に暴力や威圧的な関係を見て育った
・「強く言わないと伝わらない」という考えがある
・謝った後は反省するが、似た場面でまた繰り返してしまう

といったことがあります。

もちろん、背景があるからといって、暴力や威圧的な言動が正当化されるわけではありません。
一方で、「自分は最低だ」と責めるだけでは、再発防止にはつながりにくいこともあります。

大切なのは、過去の行動を曖昧にせず、同時に「なぜその行動に至ったのか」を具体的に整理し、次に同じ状況が起きたときに別の行動を選べるようにしていくことです。

再発防止の第一歩は「自分の行動を具体的に見ること」

DV再発防止において重要なのは、「もうしません」と決意することだけではありません。

もちろん、反省や決意は大切です。
しかし、実際の場面では、怒り、不安、焦り、嫉妬、孤独感などが一気に高まり、自分でも止められないように感じることがあります。

そのため、カウンセリングでは、

・どのような場面で起きやすいのか
・相手のどの言葉や態度に反応しやすいのか
・その瞬間、自分は何を考えているのか
・怒りの前に、不安や傷つきが隠れていないか
・暴力や威圧の前に、どのようなサインが出ているか
・その後、どのような後悔や自己否定が起きているか

といった点を丁寧に整理していきます。

「相手が悪いから仕方なかった」と考えているだけでは、同じ場面で同じ行動が起こりやすくなります。
一方で、「自分が全部悪い」とだけ考えても、具体的な対策にはなりません。

再発を防ぐためには、責任を引き受けながらも、行動の流れを冷静に見ていくことが必要です。

認知行動療法で行うDV再発防止カウンセリング

認知行動療法では、出来事そのものだけでなく、その出来事をどのように受け取り、どのような感情や行動につながったのかを整理していきます。

たとえば、パートナーから返事が遅かった場面で、

「無視された」
「軽く扱われている」
「自分を大切にしていない」
「このままだと関係が壊れる」

と受け取ると、不安や怒りが強まり、責める、問い詰める、怒鳴る、連絡を何度もする、といった行動につながることがあります。

カウンセリングでは、こうした流れを一つひとつ振り返り、

「本当に無視されたと言えるのか」
「別の可能性はないか」
「怒鳴る以外に何ができたか」
「その場を離れるタイミングはどこにあったか」
「次に同じ場面が来たら、どう行動するか」

を具体的に検討していきます。

カウンセリングで扱う主な内容

1. 暴力や威圧的言動が起きる流れを整理する

まずは、実際に起きた場面を振り返りながら、どのような状況で問題行動が起きやすいのかを明確にしていきます。

・帰宅後に疲れているとき
・飲酒後
・お金や家事、育児の話になったとき
・相手が黙ったとき
・LINEの返信が遅いとき
・自分の意見を否定されたと感じたとき

神戸のように、仕事や家庭、通勤、地域のつながりが重なりやすい生活環境では、外では我慢していても、家庭内で一気に緊張が噴き出すことがあります。

「なぜあの瞬間に爆発したのか」を、感情論だけではなく、具体的な流れとして整理していきます。

2. 怒りの前にある感情を見つける

DV加害行動では、表面上は怒りが目立ちます。
しかし、その背景には、

・不安
・寂しさ
・見捨てられ感
・恥ずかしさ
・劣等感
・傷つき
・コントロールを失う怖さ

などが隠れていることがあります。

怒りだけを抑え込もうとしても、根本にある感情に気づけないままだと、似た場面で再び爆発してしまうことがあります。

カウンセリングでは、「怒りをなくす」ことを目指すのではなく、怒りが高まる前のサインに気づき、暴力や威圧に至る前に止まる力を育てていきます。

3. 考えの傾向を見直す

DV加害行動には、特定の考えの傾向が関わっていることがあります。

たとえば、

・相手は自分を軽く見ている
・こちらが強く言わないと分からない
・謝らない相手が悪い
・家族なら自分の気持ちを察するべきだ
・相手が変わらないなら、自分が支配するしかない
・自分が正しいことを分からせなければならない

といった考えです。

こうした考えは、本人にとっては自然で当然のように感じられることがあります。
しかし、その考えが怒りや支配的な行動を強めている場合、少しずつ見直していく必要があります。

認知行動療法では、「その考えは本当に役に立っているのか」「別の見方はないか」「自分が大切にしたい関係に近づく考え方か」を一緒に検討していきます。

4. タイムアウトや距離の取り方を練習する

再発防止では、怒りが高まってから話し合いを続けることが危険になる場合があります。

そのため、カウンセリングでは、

・一度その場を離れる
・別室に移動する
・外を歩く
・深呼吸をする
・水を飲む
・時間を決めて話し合いを再開する
・相手を追い詰める連絡をしない

といった「タイムアウト」の方法を練習していきます。

三宮や元町、神戸港周辺など、神戸には少し歩いて気持ちを切り替えられる場所もあります。
もちろん、場所に頼るだけでは不十分ですが、「危険な場面でその場に居続けない」という具体的な選択肢を持つことは、再発防止において重要です。

5. 暴力に頼らない伝え方を身につける

DV再発防止では、「怒らないようにする」だけでなく、「どう伝えるか」を学ぶことも大切です。

たとえば、

・責めるのではなく、自分の気持ちとして伝える
・相手を決めつけない
・過去の話を一気に持ち出さない
・声の大きさや距離感に気をつける
・話し合いの目的を確認する
・相手の返答を待つ
・同意を強要しない

といった練習を行います。

「正しいことを言っているか」だけでなく、「相手を怖がらせていないか」「支配になっていないか」「関係を壊す伝え方になっていないか」を振り返ることが大切です。

「加害者」と名乗ることに抵抗がある方へ

カウンセリングに来られる方の中には、

「自分はDV加害者なのだろうか」
「そこまでひどいことをしたつもりはない」
「相手にも問題があった」
「加害者と言われると受け入れがたい」

と感じる方もおられます。

その気持ち自体を否定する必要はありません。
ただし、相手が恐怖を感じていたり、生活の中で萎縮していたり、暴力や威圧が繰り返されている場合、その行動を変える必要があります。

カウンセリングでは、「あなたは加害者だから悪い人です」と決めつけることを目的にはしていません。
一方で、行動の責任を曖昧にすることもしません。

大切なのは、「自分がどのような影響を与えていたのか」を見つめ、これからどう変わるのかを具体的にしていくことです。

神戸三宮店でのカウンセリングについて

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、DV再発防止に関するご相談をお受けしています。

三宮は、JR・阪急・阪神・地下鉄・ポートライナーなど複数路線が利用しやすく、神戸市内だけでなく、西宮・芦屋・尼崎・明石方面からもアクセスしやすい地域です。

「仕事帰りに相談したい」
「家族に知られずに個別で相談したい」
「まずは自分の問題として整理したい」
「警察や家族との出来事をきっかけに再発防止に取り組みたい」

という方も、ご相談いただけます。

当センターでは、個人カウンセリングを中心に、現在の状況、これまでの経緯、再発防止に向けた目標を確認しながら進めていきます。

※現在、DV再発防止に関するグループプログラムは実施しておりません。
※安全確保が必要な状況や緊急性が高い場合には、警察、配偶者暴力相談支援センター、医療機関、弁護士等の関係機関の利用が必要となる場合があります。

カウンセリングの流れ

初回面接

現在の状況、これまでの経緯、困っていること、再発防止に向けたご希望をお伺いします。

評価と目標設定

暴力や威圧的言動が起きやすい場面、感情の高まり方、考えの傾向、生活上のリスクなどを整理し、カウンセリングの目標を設定します。

継続カウンセリング

毎回の面接で、実際の出来事を振り返りながら、認知行動療法の視点で考え方や行動のパターンを見直していきます。
必要に応じて、怒りへの対処、タイムアウト、伝え方の練習、再発防止計画の作成などを行います。

振り返りと再発防止計画

カウンセリングの中で身につけた対処法を整理し、今後の生活の中でどのように再発を防ぐかを確認していきます。

よくあるご質問

Q1. 家族に怒鳴ってしまうだけでも相談できますか?

はい、ご相談いただけます。
身体的な暴力がなくても、怒鳴る、脅す、威圧する、無視する、行動を制限するなどの言動が、相手に強い恐怖や負担を与えている場合があります。
「このままではよくない」と感じた段階でご相談いただくことが大切です。

Q2. 警察沙汰になったことがあります。それでも相談できますか?

はい、相談可能です。
これまでの経緯をお聞きしながら、再発防止に向けて何が必要かを整理していきます。
ただし、法的な判断や手続きについては、必要に応じて弁護士等の専門機関にご相談いただくことをおすすめします。

Q3. パートナーと一緒に受けることはできますか?

DVや威圧的な関係がある場合、最初から夫婦・カップルでの面接を行うことが適切でない場合があります。
まずは個別に状況をお伺いし、安全性や目的を確認したうえで、どのような形がよいかを検討します。

Q4. 家族に知られずに通うことはできますか?

完全予約制で対応しております。
個人情報の取り扱いには十分配慮しておりますので、安心してご相談ください。

Q5. 何回くらい通えばよいですか?

状況によって異なります。
一度の相談で整理が進む方もいれば、再発防止のために継続的な取り組みが必要な方もおられます。
初回面接で現在の状況を確認し、必要な回数や進め方をご相談させていただきます。

ご予約・お問い合わせ

神戸でDV再発防止のためのカウンセリングをお探しの方は、以下のフォームまたはLINEよりご連絡ください。

ご予約フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

LINEでのご相談:
https://lin.ee/26sKHRK8

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店公式サイト:
https://cbt-counseling.jp/office/kobesannomiya/

最後に

DV再発防止は、「反省して終わり」ではなく、「次に同じ状況が起きたときに、違う行動を選べるようになる」ための取り組みです。

過去の行為に向き合うことは、簡単なことではありません。
しかし、「変わりたい」「繰り返したくない」と思った時点で、再発防止に向けた一歩は始まっています。

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、暴力や威圧的な言動を繰り返さないために、行動の振り返り、感情の整理、考え方の見直し、具体的な対処法の習得を支援しています。

神戸・三宮周辺でDV再発防止のためのカウンセリングをお探しの方は、どうぞ一度ご相談ください。

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
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