認知行動療法カウンセリングセンター
お問い合わせ
お問い合わせ

Column

コラム

2026/06/23

神戸で自己臭恐怖へのカウンセリングをお探しの方へ

岡村 優希

執筆・監修者:

岡村優希(YUUKI OKAMURA)

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店です。

「自分の体から臭いがしているのではないか」
「周囲の人が鼻をすすったり、咳払いをしたのは自分のせいではないか」
「電車や職場、学校で迷惑をかけているのではないか」

このような不安に日常的に悩まされる状態を、**自己臭恐怖(自己臭恐怖症)**と呼ぶことがあります。

実際には医学的な検査で明らかな異常が見つからない場合でも、「臭っているかもしれない」という不安が強くなることで、外出や人付き合い、通勤・通学、仕事や学校生活に大きな影響が出ることがあります。

神戸は、三宮・元町・神戸駅周辺を中心に、通勤・通学・買い物・人との交流が多い街です。阪急・阪神・JR・地下鉄・ポートライナーなどを利用して移動する機会も多く、電車内や駅、職場、学校、商業施設など、人との距離が近くなる場面で自己臭への不安が強まりやすい方もおられます。

この記事では、自己臭恐怖の特徴や日常生活への影響、そして認知行動療法(CBT)によるカウンセリングについて、神戸で相談先を探されている方に向けて分かりやすくご紹介します。


自己臭恐怖とは

自己臭恐怖とは、「自分が臭っているのではないか」という不安や確信が強くなり、そのことによって日常生活に支障が出ている状態を指します。

たとえば、次のような悩みがみられることがあります。

・自分の体臭、口臭、汗の臭い、便やガスの臭いが気になる
・周囲の人の咳払い、鼻すすり、距離を取る動作を「自分の臭いへの反応」と感じる
・何度もシャワーを浴びたり、着替えたり、制汗剤や香水を使いすぎてしまう
・家族や友人に「臭っていないか」を何度も確認してしまう
・電車、教室、職場、会議室、飲食店などを避けるようになる
・人と近い距離で話すことが怖くなる

自己臭恐怖は、「清潔にしていないから起こるもの」ではありません。むしろ、十分に清潔にしていても不安が消えず、確認や対策を繰り返してしまうことがあります。

また、自己臭恐怖は、不安症や強迫症、対人不安に近い特徴を持つ場合もあります。大切なのは、「本当に臭っているかどうか」だけに注目するのではなく、その不安がどのように生活を狭めているのかを整理することです。


神戸で生活する中で起こりやすい自己臭恐怖の場面

神戸は、三宮を中心に人の流れが多いエリアです。通勤・通学で三ノ宮駅や神戸三宮駅を利用される方、元町・旧居留地・神戸駅周辺で働く方、大学や専門学校に通われている方も多くおられます。

そのため、自己臭恐怖があると、次のような場面で不安が強くなることがあります。

・阪急、阪神、JR、地下鉄、ポートライナーなどの電車内
・三宮駅や元町駅周辺の人混み
・職場の会議室や休憩室
・学校の教室、講義室、実習室
・美容室、病院、カフェ、飲食店など、一定時間同じ場所にいる場面
・エレベーターや待合室など、人との距離が近くなる場所
・友人や同僚との食事、買い物、雑談の場面

自己臭恐怖が強くなると、「人が多い場所に行きたくない」「近くに人が座ると怖い」「三宮や元町に出るだけで緊張する」といった状態になることもあります。

本来であれば、神戸の街での買い物、通学、仕事、友人との時間などは日常の一部です。しかし、自己臭への不安が強くなると、それらの行動が大きな負担になってしまいます。


自己臭恐怖による日常生活への影響

自己臭恐怖は、「少し気にしすぎているだけ」と周囲から理解されにくいことがあります。しかし、実際には非常に強い苦痛を伴うことがあります。

たとえば、次のような影響が出ることがあります。

・通勤電車に乗るのが怖くなる
・授業や会議に集中できなくなる
・人と近い距離で話せなくなる
・飲み会や食事の誘いを断るようになる
・職場や学校で孤立してしまう
・外出前の準備に非常に時間がかかる
・シャワー、着替え、確認、消臭対策がやめられなくなる
・家族に何度も確認してしまい、関係がぎくしゃくする

自己臭恐怖では、「臭っているかもしれない」という不安そのものが、生活の中心になってしまうことがあります。

「臭っていない」と言われても安心できない。
一時的に安心しても、またすぐに不安になる。
周囲の何気ない仕草が、すべて自分への反応に見えてしまう。

このような悪循環が続くことで、外出や人付き合いを避けるようになり、生活の範囲が少しずつ狭くなってしまうのです。


自己臭恐怖に対する認知行動療法

認知行動療法では、自己臭恐怖に対して、単に「臭っていないから大丈夫」と考えることを目指すわけではありません。

自己臭恐怖のカウンセリングで大切にするのは、
「臭っているかどうか」だけでなく、「もし臭っていたら自分はどうなると思っているのか」
を丁寧に整理していくことです。

自己臭恐怖で悩まれている方の中には、次のような強い不安を抱えていることがあります。

・臭っていると思われたら嫌われる
・周囲に迷惑をかけてしまう
・職場や学校で変な人だと思われる
・人間関係が壊れてしまう
・社会生活を続けられなくなる
・一度でも臭いと思われたら取り返しがつかない

このような考えが強くなると、不安を下げるために、何度も確認したり、過剰に消臭対策をしたり、人との接触を避けたりするようになります。

これらの行動は、その場では少し安心につながるかもしれません。しかし、長い目で見ると、「確認しないと危険」「避けないと大変なことになる」という感覚が強まり、不安が維持されやすくなります。


臭いの有無ではなく「脅威の意味」を整理する

認知行動療法では、まず自己臭への不安が、どのような場面で強くなるのかを整理します。

たとえば、

・どの場所で不安が強くなるのか
・どのような人の反応が気になるのか
・不安になったとき、どのような考えが浮かぶのか
・その不安を下げるために、どのような行動をしているのか
・避けている場面は何か

といったことを、カウンセラーと一緒に確認していきます。

そのうえで、

・もし本当に臭っていたら、自分はどうなると思っているのか
・それはどのくらい現実的なのか
・他の可能性は考えられないか
・仮に多少の臭いがあったとしても、本当にすべてが終わってしまうのか
・不安を下げるための行動が、逆に不安を強めていないか

といった視点から、自己臭にまつわる「脅威のシナリオ」を整理していきます。

目的は、無理に楽観的に考えることではありません。
「臭っていたら終わり」「人に嫌われたら終わり」といった極端な不安を少しずつ見直し、不安があっても生活を広げていける状態を目指します。


曝露による練習

自己臭恐怖の認知行動療法では、必要に応じて曝露の考え方を取り入れることがあります。

曝露とは、不安を感じる場面に少しずつ取り組み、
「予測していた最悪の事態が本当に起こるのか」
を体験的に確かめていく方法です。

たとえば、次のような取り組みが考えられます。

・短時間だけ電車に乗ってみる
・人との距離が近い場所で少し過ごしてみる
・確認の回数を少し減らしてみる
・消臭対策をいつもより少し控えて外出してみる
・会話の場面からすぐに逃げずに過ごしてみる
・周囲の反応を確認し続けるのではなく、目の前の活動に注意を戻してみる

曝露は、「いきなり苦手な場面に無理やり飛び込む」というものではありません。
ご本人にとって取り組めそうな小さなステップから始め、相談しながら進めていきます。

たとえば、いきなり混雑した三宮駅周辺に長時間いるのが難しい場合は、まずは短時間の外出や、比較的人が少ない時間帯から始めることもあります。

大切なのは、「不安をゼロにしてから行動する」のではなく、
不安がありながらも、少しずつ行動の幅を広げていくこと
です。


確認や消臭行動との付き合い方

自己臭恐怖では、次のような行動が習慣になっていることがあります。

・何度もシャワーを浴びる
・頻繁に着替える
・制汗剤や香水を必要以上に使う
・家族や友人に「臭っていないか」と確認する
・周囲の人の表情や仕草を見続ける
・人との距離を必要以上に取る
・会話や外出を避ける

これらの行動は、本人にとって「安心するための工夫」です。そのため、いきなり全部やめようとすると、不安が強くなりすぎてしまうことがあります。

カウンセリングでは、まず現在行っている対処を丁寧に整理し、そのうえで「どの行動が不安を維持しているのか」を一緒に考えます。

そして、無理のない範囲で、

・確認の回数を少し減らす
・消臭対策を一部だけ控える
・周囲の反応を見続ける時間を短くする
・避けていた場面に短時間だけ入ってみる

といった練習を行っていきます。

小さな変化を積み重ねることで、「確認しなくても何とかなる」「不安があってもその場にいられる」という感覚を育てていきます。


神戸三宮店でのカウンセリング

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、自己臭恐怖に関するご相談に対して、認知行動療法をもとにしたカウンセリングを行っています。

神戸三宮店は、三宮・元町・旧居留地・県庁前エリアからアクセスしやすい場所にあります。神戸市中央区はもちろん、灘区、兵庫区、長田区、須磨区、東灘区、西宮、芦屋、明石方面からもご相談いただきやすい立地です。

自己臭恐怖は、相談すること自体に恥ずかしさを感じやすい悩みでもあります。

「こんなことを相談していいのだろうか」
「臭いの話をするのが恥ずかしい」
「気にしすぎだと言われるのではないか」

そのように感じる方もおられるかもしれません。

しかし、自己臭への不安によって外出や人間関係、仕事や学校生活に支障が出ている場合、それは十分に相談してよいテーマです。カウンセリングでは、責めたり否定したりするのではなく、現在の困りごとを整理しながら、少しずつ生活の幅を広げる方法を一緒に考えていきます。


カウンセリングの進め方

自己臭恐怖のカウンセリングでは、主に次のような流れで進めていきます。

1. 現在のお困りごとの整理

まずは、自己臭への不安がどのような場面で強くなるのかをお聞きします。

・いつから気になり始めたのか
・どの臭いが気になるのか
・どの場面で不安が強いのか
・避けている場所や人間関係はあるか
・確認や消臭行動はどのくらいあるか
・生活上、どのような支障が出ているか

などを丁寧に整理します。

2. 不安の悪循環を理解する

次に、自己臭への不安がどのように強まり、維持されているのかを一緒に確認します。

「臭っているかもしれない」と考える
↓
周囲の反応が気になる
↓
咳払いや鼻すすりを自分と関連づける
↓
不安が強くなる
↓
確認、消臭、回避をする
↓
一時的に安心する
↓
しかし、また不安になる

このような流れを整理することで、どこから取り組めるかが見えやすくなります。

3. 考え方と行動の両面から取り組む

自己臭恐怖では、考え方だけを変えようとしても難しいことがあります。
そのため、認知行動療法では、考え方の整理と行動面の練習を組み合わせて進めます。

たとえば、

・周囲の反応をすべて自分の臭いと結びつけていないか
・「臭っていたら終わり」と考えていないか
・確認や回避が不安を強めていないか
・不安があってもできる行動は何か

といった点を一緒に検討します。

4. 小さなステップで練習する

いきなり大きな変化を目指すのではなく、取り組みやすい場面から練習を始めます。

「短時間だけ外出する」
「確認の回数を少し減らす」
「人の反応を見続ける時間を短くする」
「避けていた場所に少しだけ行ってみる」

このような小さなステップを積み重ねることで、自己臭への不安に振り回されにくくなることを目指します。


Q&A

Q1. 本当に臭っているかもしれないのですが、カウンセリングで相談できますか?

はい、ご相談いただけます。

カウンセリングでは、医学的に臭いがあるかどうかを診断することはできません。必要に応じて医療機関での確認が大切な場合もあります。

一方で、検査や周囲からの指摘では明確な問題がないにもかかわらず、「臭っているかもしれない」という不安が強く、生活に支障が出ている場合には、認知行動療法による支援が役立つことがあります。

Q2. 「気にしすぎ」と言われそうで相談しづらいです。

自己臭恐怖で悩まれている方の多くは、「こんなことで相談していいのか」と感じやすいものです。

しかし、外出、人間関係、仕事、学校生活に影響が出ているのであれば、それは十分に相談してよい内容です。カウンセリングでは、悩みを否定するのではなく、どのように不安が強まり、生活を狭めているのかを一緒に整理していきます。

Q3. カウンセリングでは、すぐに曝露をするのですか?

いきなり無理な曝露を行うことはありません。

まずは現在のお困りごとや不安の強さ、避けている場面などを整理します。そのうえで、ご本人と相談しながら、取り組めそうな小さなステップを決めていきます。

Q4. 家族に何度も臭いを確認してしまいます。これも相談できますか?

はい、相談できます。

確認は一時的な安心につながる一方で、長期的には不安を維持してしまう場合があります。カウンセリングでは、確認を無理にやめるのではなく、どのように減らしていけるかを一緒に考えていきます。

Q5. 神戸三宮店ではオンライン相談もできますか?

対面でのご相談だけでなく、オンラインでのカウンセリングにも対応しています。
外出が不安な方や、まずは自宅から相談したい方もご利用いただけます。


神戸で自己臭恐怖にお悩みの方へ

自己臭恐怖は、「気にしすぎ」や「性格の問題」ではありません。

「臭っているかもしれない」という不安が強くなることで、人との距離、外出、通勤・通学、仕事、学校生活、友人関係などに大きな影響が出ることがあります。

神戸や三宮周辺で生活していると、電車、人混み、職場、学校、商業施設など、人との距離が近くなる場面は少なくありません。そうした場面で自己臭への不安が強くなり、生活が狭まっている場合には、一人で抱え込まずにご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店では、自己臭恐怖に対して、認知行動療法をもとにしたカウンセリングを行っています。

「臭っているかどうか」だけに振り回されるのではなく、
「不安があっても行動できる」
「確認や回避に頼りすぎない」
「神戸での日常生活を少しずつ取り戻す」

そのような方向を一緒に目指していきます。


ご予約・お問い合わせ

認知行動療法カウンセリングセンター神戸三宮店

住所:〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目12番6号 Jタワー神戸704号室

アクセス:
阪急神戸本線 神戸三宮駅 徒歩6分
神戸市海岸線 旧居留地・大丸前駅 徒歩7分
神戸市西神・山手線 県庁前駅 徒歩8分
JR東海道・山陽本線 三ノ宮駅 徒歩8分
JR東海道・山陽本線 元町駅 徒歩8分

営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)

LINE:https://lin.ee/26sKHRK8

予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

Webサイト:https://cbt-counseling.jp/office/kobesannomiya/

この記事の執筆者・監修者

岡村 優希

代表

岡村優希YUUKI OKAMURA
資格
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
学会
日本認知療法・認知行動療法学会一般社団法人、日本認知・行動療法学会
広島県出身。 広島の私設相談室や医療機関で、うつ症状・不安症・強迫症などに苦しむ方々に認知行動療法を提供してきました。 その後、滋賀県の認知行動療法専門機関や医療機関で、さまざまな困りごとを抱える方々に対して認知行動療法の支援を行い、長浜市ひきこもり支援員としてひきこもり相談や滋賀県スクールカウンセラーとして児童思春期臨床にも携わりました。そして、2022年より株式会社CBTメンタルサポートの代表取締役として、認知行動療法の専門家養成やカウンセリングルームの運営を行っております。
記事一覧